職人コラム1・家具の量産工場の仕事の流れ【収納家具】


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職人コラム1
量産家具工場の作業員として働くには?

世間一般的に流れ作業の工場勤務は
だれでも出来る仕事で簡単で
人に言うのも恥ずかしいとイメージする人もいます。

しかし、家具に限らず、食品工場でも電子部品工場でも
だれでも出来る簡単な仕事というわけではありません。

やっている作業は同じことでも、前後の作業工程を
しっかりとみながら流れに乗るという意識が大事です。

家具の量産工場の仕事の流れ【収納家具】

収納家具と一口でいっても使う材料と用途によって
いろんなパターンがあります。例えば婚礼家具の場合は
ツキ板合板とムク材を使って塗装で仕上げています。

ツキ板は購入してきますが、同じ材種でムク材を削って
表面の木口材にする事が多いです。
当然それによって行程が別れているので、
ムク材を扱うにはある程度の経験が必要です。

ムク材の割れとか節を見抜く目も必要ですし、
その部分をカットする機械の操作技術も必要です。

ホームセンターとか通信販売で売られている家具の場合は
表面材はプリント合板(MDFも含む)を使い
芯材はPB(パーティクルボード)で、
木口材は塩ビシート(ダップも含む)の事が多いです。

芯材をカットして枠組みするのが一般的です。
枠組みはタッカーと呼ばれるホッチキスの親分のような工具で
バラバラにならないように骨組みを作るのが一般的です。

工場によってはカットしたプリント合板の上に
木工用ボンドをつけたカットしたPBで直接のせて
タッカーを使わないで骨組みを作っていく事もあります。

これをコールドプレス機で1時間ほど圧着します。
季節によって使用する接着剤によって時間は変わりますが、
1時間が目安です。

接着が終るとパネルを正寸カットします。
工場ではダブルソー(サイザー)という機械でカットします。
これはノコ歯が6枚付けられて、そのうち4枚を使って
左右上下につけられた刃物で両サイドを一度に切ります。
一度に切る事によって図面に正確に寸法を出す事ができます。

下はキャタピラで上はベルトで固定しながらモーターで
送りながらノコ歯でカットします。

上下にノコ歯が付いている理由はパネルを上下から切る事によって、
バリのでないカットができます。
同じ機械で縦横切れば四角のパネルができます。

次はこれに木口処理をします。エッジバインダーという機械で
塩ビテープを木口に貼っていきます。
パネルの上下を挟んで送りながら木口にテープを貼っていきます。

一台で貼る、カットする、エッジ処理をする機械です。
木口処理が終ると、パネルに穴あけ加工をします。
これには様々な機械がありますが、

今の主流はNC制御の穴あけ機があります。
コンピューター制御でプログラム通りに穴あけができます。
パネルを台のうえに置くと下からバキューム装置で
パネルが台に吸い付く仕掛けです。これで固定して加工します。

この機械は大小ランダムな穴を一度に加工する事ができるので、
ほとんどの穴あけ加工が一度で終ります。
ルーター(溝を掘ったり曲線に切る)機能もあるので、
非常に便利な機械です。

この機械が無かった時代はたくさんの機械を使わないと
一枚のパネルに穴あけができませんでした。
その分、時間もかかっていたのが効率化を図れるようになりました

穴あけが終るとほとんどの加工が終ります。
部品を取り付けするパネルはこの後取り付けして
組立て工程へ送られ、組立工程の後は梱包工程でこれで終了です。

工場によって工程は前後する事がありますが、
基本的には変わりません。工場によってやり方とか
使用機械の違いもありますがそれぞれの工場の知恵が随所に
ちりばめられています。

段取り、リズム、流れ、経験があってこそ良い商品ができます。
すぐにだれでも出来るような簡単な仕事ではなく、
それぞれに要点が詰まっています。

量産工場が好きな方は共感していただけると思います。


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