お医者さんの本棚をオーダーメイドで作成した時の話


こんにちはオーダー収納組み立て家具Hikaricraftです^^

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本棚をオーダーメイドでご注文頂くお客様は
工務店や設計事務所だけでなく
個人様からも依頼があります。

以前、お医者様から本棚オーダー製作があった時の
お話をいたします。

お医者様の本棚をオーダーメイドで作成した時の話

お医者様のご依頼で本棚を製作したのですが、
やっぱりお医者様は読書家でたくさんの専門書などをお持ちでした。
それを自分のデスクの後ろにうず高く積み上げていらっしゃったので
どれがどの本か、すぐには取れない状態でした。

そこでデスクの後ろに壁面いっぱいに
本棚を作る事を相談されて、採寸に伺いました。

部屋に入ると落ち着いたダーク色の壁と同色のフローリングで、
本棚も同じイメージで製作する事を提案しました。
専門書は一冊でもかなり重量があり、耐荷重も考えないといけません。

お部屋のイメージを崩さないために材料も高級な物を使って
永く愛用していただける物をイメージしました。まずお部屋の採寸です。

端から端まで床から天井までいっぱいに測りました。
床の部分には幅木がありましたので、本棚には幅木よけを付けます。

そして図面を書きます。材料と強度を考えて進行しますが、
あまり重くなっても搬入時に困ります。
なのでフラッシュ構造で重量に耐える仕様で考えます。

まず芯材は木材で厚みは20ミリくらい。

幅は45ミリくらいの固い材料を選びます。

表面材は落ち着いたウォールナット柄の合板を使います。

ウォールナットだと落ち着いた雰囲気の中でも高級感がでます。
ブラウン色に塗装するとより一層高級にみえます。
つき板合板で軽くなりますし、強度もあります。

それでフラッシュ構造で部品を作り、正寸カットしていきます。
木口はウォールナットの本物の材料を短冊状にしたもので、
厚みは5ミリ程度の面材を見える面に貼付けていきます

面取りは少しアールを取って本を取り出す時に引っ掛からないように
仕上げておいて、塗装屋に塗装の依頼をします。

ちなみに側板は組立の関係上片面フラッシュにしています。
これは組立時に側板の外からビスで棚板にもみ込む為に
わざと片面の表面材を貼らずに仕上げています。

塗装の終った部品を今度は組立てです。

お医者様の部屋の設置場所までの入り方もあらかじめ見ます。
部屋のドアなども入る大きさに仕上げないとせっかく作っても
部屋に入らないなんてことも有りますので重要です。

実際に過去に大手家電会社の重役宅にデスクを納品したところ、
玄関から入らなくて窓を外して入れた経験もあります。

天井一杯の本棚ですが、上下は2分割で仕上げています。
横幅は何本かに分けて現地で連結するように設計しました。
側板の片面フラッシュはこういう時も役にたちます。

左右に本棚を何本か連結するとき、側板と側板が重なり合います。
これが以外と不細工に見える時があります。
なので、今回は片面フラッシュの側板を連結して
それから面材を貼付ける工法にしました。

これだと一枚の厚い側板にみえるので高級感が増します。
裏板は後ろからタッカーで打ち込みにしました。
こうすることで、強度もかなり出ます。

さて、いよいよ本棚の搬入と設置です。

沢山の部品と工具をお部屋に持ち込み上下左右を連結していきます。
この時に注意しておかないといけない事は、
どっちの壁からはじめてどっちの壁で終るのかを
図面の段階で考えておく事です。

天井部分もエアコンの吹き出し口とか
照明が干渉しないかをチェックして図面を書いています。
以外とこのことを見落とす事が多いのです。

以前デザイナーの依頼で店舗用の吊り戸棚を作って
取り付けにいったところ現場の材寸などをデザイナーに任せていた為、
取り付けにエアコンのダクトが干渉する事がありました。

ほんの小さな事もみのがさないように下調べをしておくほうが、
後から楽に設置できます。

さて、壁の納まりですが、スタートするほうの壁は問題ないですが
終るほうの壁はどうしてもすき間ができます。
設置場所に1ミリも狂いなく家具を作っていれる事はできないからです。

壁を傷つけながら押し込む訳にはいきません。
多少の余裕がないとすき間に入れる事はできないのです。
なので、入れた後すき間を隠して仕上げます。

これは使用した材料と同じ物を使います。短冊状に作った材料を
すき間のでた壁の部分と天井部分に取り付けていきます。
もちろん塗装時に一緒に塗装していますので、
同色で仕上がっています。これを家具の方に取り付けて完成です。

本棚は万が一を考えて壁にしっかり固定していますので、
地震がおきても倒れてくる事はありません。本棚も上の方は
鉄芯で落下防止をしたので本が頭の上に落ちてくる事はありません。

安全にも十分気を使って綺麗にみえるように設置をしました。
収納する本の種類が決まっていたので、棚板の棚受けダボは
インサートタイプを採用しました。
これは鬼目を側板に打ち込んで
そこに棚受けダボをねじ込んで使うタイプです。

棚板を移動する事が多い場合はコストアップになりますが、
あまり移動させない場合はこのタイプの方が強度があるので良いです。
最後にお部屋に本棚がマッチしている事を確認し引き渡しをしました。


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